うめ)” の例文
不用意の隙を覗って転々、人に取り憑き、取り憑いたら一度は人を恋のようにうめかせてみる。これがこの種の魅惑の性質らしい。
宝永噴火 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
彷徨さまよいあぐねてこの洞穴の一つのまえを通りかかった水無瀬女は、穴の中からうめき声に混ってこういうのを聞いた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)