“うむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウム
語句割合
有無84.2%
産6.3%
生3.2%
応2.1%
績1.1%
倦1.1%
否1.1%
唸1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三五郎と松吉はすぐに駈け出して行って、有無(うむ)を云わせずに二人の日本人を取り押えた。ロイドはおどろいて一目散(いちもくさん)に逃げ去った。
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
沢山の色が自由になると云う事が好(い)い事で又悪い事だなどと云う事もあった。悲劇を産(うむ)とも云った。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
かならず此婦(をんな)当年(このとし)孕(はらみ)男を生(うむ)
手を替え、品を替え、撫(なで)つ抓(つね)りつして口説いても応(うむ)と言わないが、東京へ行懸けに、梁(うつばり)に釣して死ぬ様な目に逢わせて置いたから、ちっとは応えたろう。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
下品(げひん)の縮の事は姑舎(しばらくおい)て論(ろん)ぜず。中品(ちゆうひん)以上に用ふるを績(うむ)にはうむ所(ところ)の座(ざ)をさだめおき、体(たい)を正しくなし呼吸(こきふ)につれて手(て)を動(はたらか)せて為作(わざ)をなす。
常並(つねなみ)の人の紵(を)を績(うむ)には唾液(つばしる)を用ふれども、ちゞみの紵績(をうみ)には茶碗(ちやわん)やうの物に水をたくはひてこれをもちふ。事毎(ことごと)に盥(てあら)ひ座を清(きよ)めてこれをなすなり。
抑(そ)も幾年の学びたる力一杯鍛いたる腕一杯の経験修錬(しゅれん)、渦(うず)まき起って沸々(ふつふつ)と、今拳頭(けんとう)に迸(ほとばし)り、倦(うむ)も疲(つかれ)も忘れ果て、心は冴(さえ)に冴(さえ)渡る不乱不動の精進波羅密(しょうじんはらみつ)、骨をも休めず筋をも緩めず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「否(うむ)、お前は蚊帳の中で見とるさかい、青う見えたのや、西瓜はちやんと此所にあるぞ。」と語尾に力を入れて言訳した。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
ガラツ八は唸(うむ)りました。あまりにも明かな推理です。