“今津”の読み方と例文
読み方割合
いまづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滋賀県の今津いまづ近くの村では、少なくとも二十年ほど前まで、この遊びをしたということを、長浜女学校の三田村君がまず知らせてくれた。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
西依にしより成斎は肥後生れの儒者で、京都の望楠書院で鳴らし、摂津の今津いまづへも十年ばかり住むでゐて弟子取でしとりをしてゐたので、京阪かみがたではよく名前が通つてゐる。
始終今津いまづの兄の所、庄造には伯父に当る中島の家へ泊まりに行つて、二日も三日も帰つて来ないやうになつた。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)