“はんち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阪地27.3%
樊遅18.2%
半知18.2%
半地18.2%
半痴9.1%
反馳9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それより一、二カ月を経て、東京より重井ら大同団結遊説のため阪地はんちを経て中国を遊説するとの報あり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
樊遅はんちが殻物の作り方を教えていただきたいと先師に願った。先師はこたえられた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
半知はんちと成て御役御免に相成可しと悄々しほ/\として言ければ越前守打點頭うちうなづき私し儀御加増ごかぞう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いつわりの相続ねがいをさしあげたというかどにより、軽くて半地はんち、重ければ源頼光みなもとのよりみつ以来の名家古河十二万五千石も嫡子ないゆえをもって、そのまま廃絶というきわどい場合
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と、高時の半痴はんちな言とも、遊び合う。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、勘次と反馳はんちしてゆくお霜の出方がますます彼を喜ばしめた。
南北 (新字新仮名) / 横光利一(著)