“阪地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみがた62.5%
はんち37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大問屋、大町人は阪地かみがたに關係が深いので、店の制度も奧向きの方も、阪地の富豪とさう違つてはゐなかつた。
下町娘 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
阪地かみがたおんなはなぜだろう、生きてるのか、死んでるのか、血というものがあるのか知らん、と近所に居るのも可厭いやなくらい、ひどく、さました事があったんだから……
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうして義太夫節は大阪に生れ、大阪に成長し、語る人も阪地はんちの生れを本場とし、修業もその土地を本磨きとするのである。
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それより一、二カ月を経て、東京より重井ら大同団結遊説のため阪地はんちを経て中国を遊説するとの報あり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)