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阪地
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かみがた
ふりがな文庫
“
阪地
(
かみがた
)” の例文
大問屋、大町人は
阪地
(
かみがた
)
に關係が深いので、店の制度も奧向きの方も、阪地の富豪とさう違つてはゐなかつた。
下町娘
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
阪地
(
かみがた
)
の
婦
(
おんな
)
はなぜだろう、生きてるのか、死んでるのか、血というものがあるのか知らん、と近所に居るのも
可厭
(
いや
)
なくらい、
酷
(
ひど
)
く、さました事があったんだから……
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お金ちゃんにきくと、アンポンタンが知る前に
阪地
(
かみがた
)
へいった人なのだそうだ、
曙山
(
しょざん
)
さんていうのだといった。
旧聞日本橋:19 明治座今昔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「
阪地
(
かみがた
)
は風流だね、洒落に芸者に出すなんざ、悟ったもんですぜ、根こぎで
手活
(
ていけ
)
にした花を、人助けのため拝ませる、という寸法だろう。私なんぞも、お
庇
(
かげ
)
で土産にありついたという訳だ。」
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もう三十年近くも前にならうか「あなたとわたくしと兄妹になつて
阪地
(
かみがた
)
へ行きますよ」
八歳の時の憤激
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
こゝは
阪地
(
かみがた
)
で
自慢
(
じまん
)
する(……
四
(
よ
)
ツ
橋
(
はし
)
を
四
(
よ
)
つわたりけり)の
趣
(
おもむき
)
があるのであるが、
講釋
(
かうしやく
)
と
芝居
(
しばゐ
)
で、いづれも
御存
(
ごぞん
)
じの
閻魔堂橋
(
えんまだうばし
)
から、
娑婆
(
しやば
)
へ
引返
(
ひきかへ
)
すのが
三途
(
さんづ
)
に
迷
(
まよ
)
つた
事
(
こと
)
になつて——
面白
(
おもしろ
)
い……いや
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
阪
常用漢字
小4
部首:⾩
7画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“阪地”で始まる語句
阪地到來
阪地滯在中