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カミガタ
ふりがな文庫
“カミガタ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:
かみがた
語句
割合
上方
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上方
(逆引き)
講義中の先生は私もその名をよく心得ているその道の大家で、東京と
上方
(
カミガタ
)
の芸者の作法や習慣の相違を説き明していらッしゃる。
安吾の新日本地理:08 宝塚女子占領軍――阪神の巻――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
上方
(
カミガタ
)
ノ軍兵軍船ヲ見ルニ、ソノ富強ハ、
所詮
(
シヨセン
)
、四国ノ対シ得ル所ニアラズ。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上方
(
カミガタ
)
の娘はムリに犬の抜け穴から現れて一服もることに熟達しているが、彼女らはたいがい同時に宝塚の難民の一人でもある。
安吾の新日本地理:08 宝塚女子占領軍――阪神の巻――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
是
(
コレ
)
ヲ我ガ四国衆ノ、
鎧毛
(
ヨロヒゲ
)
モ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲ
着
(
チヤク
)
シ、腰小旗ヲ横ニ、
柄長
(
エナガ
)
柄短
(
エミジ
)
カノ不揃ヒナル駆ケ
草鞋
(
ワラヂ
)
ノ軍勢ト見較ベンニハ、
可笑
(
ヲカシ
)
キバカリ、事違ヒテ、
上方
(
カミガタ
)
勢トハ似ルベクモナシ。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どうも
上方
(
カミガタ
)
に知人があって、そこのウチに娘が居ると、来客に対してムヤミにお茶(オウスと云うのかね)を一服もりたがるのでこまる。もうタクサンだと云わないと二服でも三服でももりたがる。
安吾の新日本地理:08 宝塚女子占領軍――阪神の巻――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
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