“カミガタ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:かみがた
語句割合
上方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
講義中の先生は私もその名をよく心得ているその道の大家で、東京と上方カミガタの芸者の作法や習慣の相違を説き明していらッしゃる。
上方カミガタノ軍兵軍船ヲ見ルニ、ソノ富強ハ、所詮シヨセン、四国ノ対シ得ル所ニアラズ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上方カミガタの娘はムリに犬の抜け穴から現れて一服もることに熟達しているが、彼女らはたいがい同時に宝塚の難民の一人でもある。
コレヲ我ガ四国衆ノ、鎧毛ヨロヒゲモ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲチヤクシ、腰小旗ヲ横ニ、柄長エナガ柄短エミジカノ不揃ヒナル駆ケ草鞋ワラヂノ軍勢ト見較ベンニハ、可笑ヲカシキバカリ、事違ヒテ、上方カミガタ勢トハ似ルベクモナシ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうも上方カミガタに知人があって、そこのウチに娘が居ると、来客に対してムヤミにお茶(オウスと云うのかね)を一服もりたがるのでこまる。もうタクサンだと云わないと二服でも三服でももりたがる。