“じょうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
定法75.0%
上方10.0%
上宝5.0%
城堡5.0%
畳峰5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごぞんじの安楽村に、おうっていう安宿やすやどがありまさ。宿屋掟やどやおきてのご定法じょうほうで、毎晩の泊り客には、行く先、職業、住所、年齢をちゃんと書かせる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またさか上方じょうほうそらが、地上ちじょうへひくくたれさがって、ここからは、そのさきにあるまちや、木立こだちなどいっさいの風景ふうけいをかくして、たとえば、あのさきうみだといえば、そうもおもえるように
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
コマ・リンボチェとは上宝じょうほうという意味でシナの皇帝もやはりチベット人はコマ・リンボチェといって居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
展望するに、はてしない平野の銀と緑と紫の煙霞えんかがある。山城さんじょうとしてのこのプランは桃山時代のすいを尽くした城堡じょうほう建築の好模型だというが、そういえばよくうなずかれる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
薄黄の傾斜面と緑の平面、平面、平面、鉾杉ほこすぎの層、竹藪、人家思いきり濃く、また淡くかす畳峰じょうほう連山、雨の木曾川はその此方こなたの田や畑や樹林や板屋根の間から、とつとして開けたり離れたりする。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)