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鉾杉
ふりがな文庫
“鉾杉”の読み方と例文
読み方
割合
ほこすぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほこすぎ
(逆引き)
片側は土手、片側は
鉾杉
(
ほこすぎ
)
の
小暗
(
おぐら
)
い林で、鳥の声もかすかである。
御手洗
(
みたらし
)
の水の噴きあげる音が、ここまでかすかにひびいてくる。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
寒さに焦げた
鉾杉
(
ほこすぎ
)
や、松の木が、その山々の線を焦茶いろにいろどっているところへ、大和絵のような春霞が裾の方をぼかしている山のかさなりを見ていると
山の春
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
向いの寺の
鉾杉
(
ほこすぎ
)
に風が鳴り出して、まだ明りの漂うている部屋の中に何の物音もなかった。女は手鏡で顔のつくりをなおしかかると、二階あたりの階段をみしりみしりと上ってくるものがいた。
三階の家
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
鉾杉(ほこすぎ)の例文をもっと
(6作品)
見る
鉾
漢検準1級
部首:⾦
14画
杉
常用漢字
中学
部首:⽊
7画
“鉾”で始まる語句
鉾
鉾先
鉾田
鉾尖
鉾子
鉾立腰
鉾子先
鉾刃
鉾形
鉾出車
“鉾杉”のふりがなが多い著者
北原白秋
高村光太郎
久生十蘭
室生犀星