“初冬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はつふゆ84.6%
しよとう11.5%
しょとう3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
残暑の日盛り蔵書を曝すのと、風のない初冬はつふゆ午後ひるすぎ庭の落葉をく事とは、わたくしが独居の生涯の最もたのしみとしている処である。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
初冬しよとうこずゑあわたゞしくわたつてそれからしばらさわいだまゝのちはたわすれてまれおもしたやうに枯木かれきえだかせた西風にしかぜ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ちょうど、にわらしている初冬しょとうよわひかりのように、ところどころゆめのような記憶きおくのこっているばかりでした。ただ、そののことをおとうさんや、おかあさんからいて
ゆずの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)