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初冬
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しよとう
初冬の
梢に
慌しく
渡つてそれから
暫く
騷いだ
儘其の
後は
礑と
忘れて
居て
稀に
思ひ
出したやうに
枯木の
枝を
泣かせた
西風が
文芸院学士アンリイ・バタイユの新作「
炬火」を演じると云ふので
巴里初冬の劇壇は
其方へ
一寸人気を集めて居る。
駿河臺の
少しものさびれたところに、
活動の
廣告の
赤い
行燈が、ぽつかりとついてゐたのが
妙に
頭に
殘りました。なんだかそれが
如何にもかう、
初冬の
一夜といふやうな
感じを起させました。
“初冬”の意味
《名詞》
初冬(しょとう、はつふゆ)
冬の初めの頃。立冬を過ぎた頃から12月中旬あたりを指すことが多いが、晩秋の時期とも重複することも多い。
陰暦十月の異称。
(出典:Wiktionary)