“海胆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うに80.0%
ひとで13.3%
ニノ6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木の芽やら海胆うにやら、松露しょうろやら、季節もののにおいが食卓のまわりに立ちめるほど、わたくしはいよいよ感傷的になった。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
割合に美味な海胆うにの卵、護謨ゴムのように強靭で、疑もなく栄養分はあるのだろうが、断じて口には合わぬ holothurian 即ち海鼠なまこ
「それはもう間違いもありません、大層おいしいから、私にも是非とすすめましたが、私は河豚と海胆うには我慢にもいけません」
また海胆うに塩辛しおから類の含有する回生の薬物についても科学はまだ何事をも知らないであろう。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
海に向った方のテーブルの上では、水から出されたばかりの牡蠣の貝や海胆うにの毬が積まれていった。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)
海胆ひとでなす草山脊筋せすぢ朱砂すさなるが眼下まなしたに暑し匍匐ほふくしたりぬ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
海底うなぞこ海鼠なまこのそばに海胆ひとで居りそこに日の照る昼ふかみかも
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
夜になると、亡者が此処から出て来て、昆布コンブ海胆ニノなどの磯のものを取り、戻って行ったとのことであった(幌別本町の板久孫吉老)。