“梟首”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さらしくび39.1%
きょうしゅ39.1%
かけ4.3%
けうしゆ4.3%
ごくもん4.3%
さら4.3%
さらさ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磔刑はりつけ梟首さらしくびも覚悟の上だが、覚えのない罪までは背負わぬぞ、——とにかく、今はまだ縛られたくない。あばよ」
「牢内打首」より一段重い死刑は、牢内打首と同じ段取りで打った首だけをさらに梟首きょうしゅするもので、「獄門ごくもん」とよばれるのがそれであった。
せいばい (新字新仮名) / 服部之総(著)
常におのれ博士はかせぶりて、人をこばむ心のなほからぬ、これをさそうて信頼義朝があたとなせしかば、つひに家をすてて一一六宇治山のあなかくれしを、一一七はたさがられて一一八六条河原に梟首かけらる。
「その口さえも八つ裂きに、逆さ磔刑はりつけ轆轤ろくろ引き、燔刑ひあぶり梟首ごくもん、承知の上でか?」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「——授戒の場を去らせず、わっぱの首をひきぬいて、千年まきの木の股に梟首さらし、からすに眼だまをほじらせるぞと告げるがいい」と、おどしつけて、肩をそびやかして、立ち去った。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(かの邪宗、その寺の門前に梟首さらされた怪僧のひたひのやうに)
北原白秋氏の肖像 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)