“さらしくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梟首69.2%
晒首23.1%
曝首7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝馬町の獄門台へ豚尾とんびのついた梟首さらしくび押載おしのせてやるから待っておれ……何を魂消たまげたような顔でおれの面を見ている。
戸田半平重之しげゆきと云う士、此戦い夜明に及ぶかと考え、銀の晒首さらしくびの指物して乗り込んだのが、折柄のおそい月の光と、塁の焼ける火の光とで目覚しく見えた為に一番槍とされた。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
うれしやな、ああさん、と駆けよったのが、あの、ほの白い松の根の建札たてふだや、とにい、建札が顔に見えるようやったら、曝首さらしくびじゃが、そらほどの罪……を、また犯いたぞ。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)