“晒首”の読み方と例文
読み方割合
さらしくび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
獄門の晒首さらしくびや迷子のしるべ、御触れの掲示などにもまたしばしば橋の袂が最もふさわしい地点であると考えられた。
戸田半平重之しげゆきと云う士、此戦い夜明に及ぶかと考え、銀の晒首さらしくびの指物して乗り込んだのが、折柄のおそい月の光と、塁の焼ける火の光とで目覚しく見えた為に一番槍とされた。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
その趣意を捨札すてふだにして、あすこに晒首さらしくびにして参れ。他藩主の恩賞なんどを無作むさと懐中に入れるような奴は謀反、裏切者と同然の奴じゃ。天亀、天正の昔も今と同じ事じゃ。わかったか
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)