“ちやがま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶釜90.0%
茶鐺10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「え、え、どうぞ、金の茶釜ちやがまも錦の小袖もありやしません。私は家搜しされるのを、指をくはへて見て居るのも變ですから、ちよいと遊びに出て來ます」
そのくせをかしいぢやありませんか。名所圖繪めいしよづゑなぞますたびに、めうにあのてらりますから、つてゐますが、寶物はうもつに(文幅茶釜ぶんぶくちやがま)——一名いちめい茶釜ちやがま)ありはうです。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
友人いうじんいはく、我がしたしき者となり村へ夜話よばなしゆきたるかへるさ、みちかたはら茶鐺ちやがまありしが、頃しも夏の事也しゆゑ、農業のうげふの人の置忘おきわすれたるならん、さるにてもはらあしきものはひろかくさん