“度会郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わたらいごおり50.0%
わたらひごほり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中西は伊勢国度会郡わたらいごおり山田岩淵町いわぶちちょうの人中西用亮ようすけの弟である。愛知師範学校に学んで卒業し、浜松中学校の教員になっていた。これは職をめて東京に来た時二十七、八歳であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
記して此に至つて、わたくしは再び霞亭南帰の問題に撞著たうちやくする。霞亭は越後より南帰して、伊勢国度会郡わたらひごほり林崎にとゞまつた。此間の事を叙するに、山陽の筆は唯空間を記して時間に及ばない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)