“牽強付会”の読み方と例文
読み方割合
けんきょうふかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「無根の条目を牽強付会けんきょうふかいして、私の罪状をつくりあげ、私を国老の席から放逐するに相違ない、これでも対抗策をたてる必要がないと思うか」
これはあるいは多少牽強付会けんきょうふかいの説と見られるかもしれないがしかしとにかく一応こういう説も立て得られるということは事実であろうと思われる。
俳句の精神 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
晩年の巴が、義仲の命日には、年ごとに近江の義仲寺ぎちゅうじへ詣でたという地方伝説は、無邪気な牽強付会けんきょうふかいというものである。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)