“義仲寺”の読み方と例文
読み方割合
ぎちゅうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その草庵のあった所は、後世まで菩提ぼだいはらと呼ばれ、尼となった巴は、義仲の供養に生涯をささげ、年々の命日には近江の義仲寺ぎちゅうじにお詣りした。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから車で大津に帰り、小蒸汽で石山に往って、水際みぎわの宿でひがいしじみの馳走になり、相乗車で義仲寺ぎちゅうじに立寄って宿に帰った。秋雨あきさめの降ったり止んだり淋しい日であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
十一月二十一日 大津義仲寺ぎちゅうじ無名庵に於ける芭蕉忌法要。膳所ぜぜ小学校に於ける俳句大会。
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)