“挾箱”のいろいろな読み方と例文
新字:挟箱
読み方割合
はさみばこ90.0%
はさんばこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坂になった馬籠の町は金の葵(あおい)の紋のついた挾箱(はさみばこ)、長い柄(え)の日傘(ひがさ)、鉄砲、箪笥(たんす)、長持(ながもち)、その他の諸道具で時ならぬ光景を呈した。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
三百石の家にては侍二人、具足持(ぐそくもち)一人、鑓持(やりもち)一人、挾箱(はさみばこ)持(もち)一人、馬取二人、草履(ぞうり)取(とり)一人、小荷駄(こにだ)二人の軍役を寛永十年二月十六日の御定めなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
法被(はつぴ)を着(き)た寺(てら)の供(とも)が棺桶(くわんをけ)を卷(ま)いた半反(はんだん)の白木綿(しろもめん)をとつて挾箱(はさんばこ)に入(いれ)た。軈(やが)て棺桶(くわんをけ)は荒繩(あらなは)でさげて其(そ)の赤(あか)い土(つち)の底(そこ)に踏(ふ)みつけられた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)