トップ
>
白木綿
>
しらゆう
ふりがな文庫
“
白木綿
(
しらゆう
)” の例文
と見ると往来には
人気
(
ひとけ
)
なく、あおあおと光が
漲
(
みなぎ
)
っている。月光の中に立っているのは、
白木綿
(
しらゆう
)
のような真っ白の人物。余りに
身長
(
みたけ
)
が高いので、仰ぎ見なければならなかった。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
この短歌の意味は、
相坂
(
おうさか
)
(逢坂)山を越えて、
淡海
(
おうみ
)
の湖水の見えるところに来ると、
白木綿
(
しらゆう
)
で作った花のように白い浪が立っている、というので、大きい流動的な調子で歌っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
その人々の頭の上、二尺あまりもグンとぬきんで、巨大な
白木綿
(
しらゆう
)
が歩いていた。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
元正
(
げんしょう
)
天皇、養老七年夏五月芳野離宮に行幸あった時、従駕の
笠金村
(
かさのかなむら
)
が作った長歌の反歌である。「白木綿」は
栲
(
たえ
)
、
穀
(
かじ
)
(穀桑楮)の皮から作った白布、その
白木綿
(
しらゆう
)
の如くに水の流れ落つる状態である。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
綿
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
“白木綿”で始まる語句
白木綿雲
白木綿花
白木綿等