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逢坂
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あふさか
ふりがな文庫
“
逢坂
(
あふさか
)” の例文
「年を経てなど越えざらん
逢坂
(
あふさか
)
の関」という古歌を口ずさんでいる源氏の美音に若い女房たちは酔ったような気持ちになっていた。
源氏物語:05 若紫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
政宗の「さゝずとも誰かは越えん
逢坂
(
あふさか
)
の関の戸
埋
(
うず
)
む
夜半
(
よは
)
の
白雪
(
しらゆき
)
」などは関路
ノ
雪という題詠の歌では有ろうか知らぬが、
何様
(
どう
)
して中々素人では無い。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
逢坂
(
あふさか
)
山からずつと左に湖南の方に連なつてゐる
山脈
(
やまなみ
)
とともに段々と遠く水の彼方に薄れていつた。
湖光島影:琵琶湖めぐり
(旧字旧仮名)
/
近松秋江
(著)
ここにその將軍既に詐りを
信
(
う
)
けて、弓を
弭
(
はづ
)
し、
兵
(
つはもの
)
を藏めつ。ここに
頂髮
(
たぎふさ
)
四
の中より
設
(
ま
)
けの
弦
(
ゆづる
)
五
を
採
(
と
)
り出で更に張りて追ひ撃つ。かれ
逢坂
(
あふさか
)
六
に逃げ退きて、
對
(
む
)
き立ちてまた戰ふ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
逢坂
(
あふさか
)
の
關
(
せき
)
のあなたもまだ
見
(
み
)
ねば
今昔物語:21 大江匡衡が歌をよむ話
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
▼ もっと見る
逢坂
(
あふさか
)
の関やいかなる関なれば
繁
(
しげ
)
きなげきの中を分くらん
源氏物語:16 関屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
年月を中に隔てて
逢坂
(
あふさか
)
のさもせきがたく落つる涙か
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
逢坂
(
あふさか
)
は関の
清水
(
しみづ
)
も恋人のあつき涙もな
源氏物語:16 関屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
逢
漢検準1級
部首:⾡
11画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
“逢坂”で始まる語句
逢坂山
逢坂口