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稽古着
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けいこぎ
ふりがな文庫
“
稽古着
(
けいこぎ
)” の例文
奉行職
(
ぶぎょうしょく
)
記録所
(
きろくじょ
)
の役部屋へ、小野
十太夫
(
じゅうだゆう
)
がはいって来る。彼は汗になった
稽古着
(
けいこぎ
)
のままで、ときには
竹刀
(
しない
)
を持ったままのこともある。
饒舌りすぎる
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「家の方は私の
稽古着
(
けいこぎ
)
を売ってもよいから」といって、親子の
膏
(
あぶら
)
であり、血となる
代
(
だい
)
の金四円を、母を車に乗せて夜中ではあれど届けさせた。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
いま立合をして負けた方のが、道場から
母屋
(
おもや
)
へつづいた廊下をスタスタと
稽古着
(
けいこぎ
)
に
袴
(
はかま
)
のままで出てゆくと
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
丁度日の
暮方
(
くれがた
)
、北割下水へ通り掛りますと、向うの岸が黒山のような人立で、
剣客者
(
けんかくしゃ
)
の内弟子らしい、
袴
(
はかま
)
をたくしあげ
稽古着
(
けいこぎ
)
を着て、
泡雪
(
あわゆき
)
の
杓子
(
しゃくし
)
を見た様な頭をした者が
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ブルは牛みたいなからだに、
拳闘
(
けんとう
)
のしたくをかためて、堂々とあらわれた。ぼくは
背広服
(
せびろふく
)
の
上着
(
うわぎ
)
をぬいだきりだ。
柔道
(
じゅうどう
)
の
稽古着
(
けいこぎ
)
も持ってないし、わざと平気な顔をして出ていくと
小指一本の大試合
(新字新仮名)
/
山中峯太郎
(著)
稽
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“稽古”で始まる語句
稽古
稽古本
稽古場
稽古事
稽古槍
稽古矢
稽古所
稽古屋
稽古三味線
稽古日