“背広服”の読み方と例文
読み方割合
せびろふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブルは牛みたいなからだに、拳闘けんとうのしたくをかためて、堂々とあらわれた。ぼくは背広服せびろふく上着うわぎをぬいだきりだ。柔道じゅうどう稽古着けいこぎも持ってないし、わざと平気な顔をして出ていくと
小指一本の大試合 (新字新仮名) / 山中峯太郎(著)
そして、その中から、最初にあらわれたのは、眼のするどい、四十がらみの背広服せびろふくの男だったが、その男は、車のドアを片手で開いたまま、もう一方の手を中のほうにさしのべて言った。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)