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稽古矢
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けいこや
ふりがな文庫
“
稽古矢
(
けいこや
)” の例文
大久保小町と言はれた、植木屋松五郎の娘お駒が、
稽古矢
(
けいこや
)
に射られて死んだと聽いて、さすがに商賣氣を離れた好奇心は動きます。
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
マーキュ あゝ、ロミオの
奴
(
やつ
)
め、
奴
(
やつ
)
は
最早
(
もう
)
死
(
し
)
んでゐるわい! あの
眞白
(
まッしろ
)
な
小婦
(
あまッちょ
)
の
黒
(
くろ
)
い
目
(
め
)
でしてやられた、
耳
(
みゝ
)
は
戀歌
(
こひか
)
で
射貫
(
いとほ
)
される、
心臟
(
しんざう
)
の
眞中央
(
まッたゞなか
)
は
例
(
れい
)
の
盲小僧
(
めくらこぞう
)
の
彼
(
あ
)
の
稽古矢
(
けいこや
)
で
打碎
(
ぶちくた
)
かれる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
が、たった一つ、藁屋根の
頂点
(
てっぺん
)
に、どこから飛んで来たか、虫喰いの
稽古矢
(
けいこや
)
が一本、
天矢
(
そらや
)
が落ちて来た恰好に、
箆深
(
のぶか
)
く突っ立っているだけ。
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
新助は本矢に近い頑固な
鏃
(
やじり
)
の入った
稽古矢
(
けいこや
)
を一本
選
(
よ
)
ると、その根の方へ、
袂
(
たもと
)
から取出した矢文——小菊へ細々と
認
(
したた
)
めて、一寸幅ほどに畳んだのをキリリと結び付け、手馴れた弓につがえて
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
稽
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
“稽古”で始まる語句
稽古
稽古本
稽古場
稽古事
稽古着
稽古槍
稽古所
稽古屋
稽古三味線
稽古日