純白まつしろ)” の例文
「然うだ、那処に建つ!」う思つただけで、松太郎の目には、その、純白まつしろな、絵に見る城の様な、数知れぬ窓のある、巍然ぎぜんたる大殿堂が鮮かに浮んで来た。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
雪を純白まつしろにいただいた遠方の山山をみつめてゐると