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抓
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つ
ふりがな文庫
“
抓
(
つ
)” の例文
何でこんなことをするのだろう? と
狐
(
きつね
)
に
抓
(
つ
)
ままれでもしたように、私には何が何だかわからなかった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
吾々は強すぎる光線や、嫌な匂ひに出遇ふと、それを防ぐのに、眼を閉ぢ、鼻を
抓
(
つ
)
まんで避けてゐる。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
父親に告口をしたのが憎らしいと云って、口を
抓
(
つ
)
ねられたり、妹を
窘
(
いじ
)
めたといっては、二三尺も積っている
脊戸
(
せど
)
の雪のなかへ
小突出
(
こづきだ
)
されて、息の
窒
(
つま
)
るほどぎゅうぎゅう圧しつけられた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
だが、この辺は、
湿潤
(
しつじゅん
)
な地で鼻を
抓
(
つ
)
ままれても分らないほどな闇だった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お尻を
抓
(
つ
)
ねればお尻が痛いのだ。お腹が
空
(
す
)
くとお腹が空くのだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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「股を
抓
(
つ
)
ねれば股だけが痛いのですよ」
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
抓
漢検1級
部首:⼿
7画
“抓”を含む語句
引抓
一抓
掻抓
鼻抓
一抓一攫
一攫一抓
抓取
抓投
押抓
鷲抓