“線条”のいろいろな読み方と例文
旧字:線條
読み方割合
はりがね40.0%
いとすじ20.0%
すじ20.0%
せんじょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
極く手軽で極く速く泡が立ちます。御覧なさいまし無造作なものでしょう。棒の先へ鋼鉄の線条はりがね螺旋ぜんまいのように巻いて着けてあるばかりです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
この一属は他の蜥蜴と異なり、舌が極めて長い。線条いとすじ二つに分れたるを揺り出すさま蛇と同じ。
野には一面に枯れほおけた芒の穂が靡き、その芒の浪を分けてかすかな線条すじを引いた様にも見えているのは植えつけてまだ幾年も経たぬらしい落葉松の苗である。
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)
水甕みずがめを割る力を持っているのだから、これを利用して槓杆こうかん線条せんじょうのメカニズムを考案すれば、深夜、最も温度の下ったときに、天井から短剣を落としたり
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)