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『喫煙四十年』
ふりがな文庫
『
喫煙四十年
(
きつえんよんじゅうねん
)
』
はじめて煙草を吸ったのは十五、六歳頃の中学時代であった。自分よりは一つ年上の甥のRが煙草を吸って白い煙を威勢よく両方の鼻の孔から出すのが珍しく羨ましくなったものらしい。その頃同年輩の中学生で喫煙するのはちっとも珍しくなかったし、それに父は非 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「中央公論」1934(昭和9)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約29分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
片
(
ペニヒ
)
通過
(
トランシット
)
香
(
かん
)
肥大
(
ふと
)
函
(
かん
)
了
(
お
)
捻
(
ね
)
捉
(
つか
)
脂
(
やに
)
把手
(
とって
)
羅紗
(
ラシャ
)
藁切
(
わらぎ
)
螺旋
(
ねじ
)
羅宇
(
らお
)
縊
(
くび
)
赤鏽
(
あかさ
)
先達
(
せんだっ
)
止
(
よ
)
六
(
むつ
)
画
(
えが
)
刻
(
きざ
)
刳
(
く
)
草臥
(
くたび
)
真鍮
(
しんちゅう
)
甥
(
おい
)
聚落
(
しゅうらく
)
羨
(
うらや
)
癇癪
(
かんしゃく
)
目深
(
まぶか
)
相応
(
ふさわ
)
紙函
(
かみばこ
)
笑談
(
じょうだん
)
竈
(
かまど
)
祟
(
たた
)
這入
(
はい
)
鼻腔
(
びこう
)
雁首
(
がんくび
)
際
(
きわ
)
阿片
(
あへん
)
閑
(
ひま
)
錐
(
きり
)
銜
(
くわ
)
鉋
(
かんな
)
遙々
(
はるばる
)
胴乱
(
どうらん
)
轡
(
くつわ
)
賤
(
いや
)
謂
(
い
)
試
(
ため
)
覗
(
のぞ
)
流行
(
はや
)
膠質
(
こうしつ
)
腑
(
ふ
)
嘗
(
な
)
懲
(
こ
)
慈姑
(
くわい
)
恰好
(
かっこう
)
工合
(
ぐあい
)
嵌
(
は
)
少時
(
しばらく
)
宅
(
うち
)
孔
(
あな
)
好
(
い
)
噎
(
む
)
扁
(
ひら
)
嗅覚
(
きゅうかく
)
咽喉
(
のど
)
吸殻
(
すいがら
)
吸口
(
すいくち
)
可笑
(
おか
)
印籠
(
いんろう
)
凭
(
もた
)
凝
(
こ
)
冠
(
かぶ
)
些末
(
さまつ
)
有
(
も
)
燧袋
(
ひうちぶくろ
)
燈明
(
とうみょう
)
熱灰
(
あつはい
)
火口
(
ほくち
)
流暢
(
りゅうちょう
)
民
(
たみ
)
止
(
や
)
樫
(
かし
)
桐
(
きり
)
有徳
(
うとく
)
燧金
(
ひうちがね
)
更
(
ふ
)
旨
(
うま
)
日清
(
にっしん
)
揺曳
(
ようえい
)
揉
(
も
)
掌
(
てのひら
)
挿込
(
さしこ
)
抓
(
つま
)
打毀
(
うちこわ
)