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紙函
ふりがな文庫
“紙函”の読み方と例文
読み方
割合
かみばこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かみばこ
(逆引き)
「そのときの若い方のが、昨夜、銀座裏で逢った
彼
(
あ
)
の男なのさ」帆村は、
抽出
(
ひきだし
)
のなかから新しいホープの
紙函
(
かみばこ
)
をとりだすと、そう云った。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのうちのどれだっかた東京の名妓の写真が一枚ずつ
紙函
(
かみばこ
)
に入れてあって、ぽん太とかおつまとかいう名前が田舎の中学生の間にも広く宣伝された。
喫煙四十年
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「コーンニチワ……。」と露助は嘉吉を振り向きさま
頓狂
(
とんきやう
)
な声を出した。そして人の好い無邪気な笑顔で丸田にも
会釈
(
ゑしやく
)
した。嘉吉はポケットから細長の
紙函
(
かみばこ
)
を二個取り出してやつた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
紙函(かみばこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
函
漢検準1級
部首:⼐
8画
“紙”で始まる語句
紙片
紙
紙幣
紙鳶
紙屑
紙燭
紙入
紙縒
紙袋
紙捻
“紙函”のふりがなが多い著者
宮地嘉六
海野十三
寺田寅彦