“あぶく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アブク
語句割合
52.6%
泡沫42.1%
泡波5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶく、泡、泡……あわんぶく、おお泡んぶく、かたきを取ってくりょう、泡んぶく、お前敵を取ってくりょう、敵を取ってくりょう」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
僕あどんな目論見を奴に話してやったか分るかい? 泡沫あぶくでも空中楼閣でもないんだ、そりゃもう、ちゃんと確実極まる、その肝腎かなめって奴さ。
マリ・デル (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「いらっしゃい。」と……水へ投げて海津かいずしゃくう、溌剌はつらつとした声ならいが、海綿に染む泡波あぶくのごとく、投げた歯に舌のねばり、どろんとした調子を上げた、遣手部屋やりてべやのおさんというのが
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)