“家名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かめい46.2%
いえな23.1%
いへな23.1%
イヘナ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又七殿訴へなば大亂たいらんとなり白子屋の家名かめい立難たちがたしお常殿は女の事故其處そのところへ氣もつかれざるは道理もつともの事なれども能々よく/\勘辨かんべんありて隨分ずゐぶん又七殿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「引っ張られるのを待っている面々もある。一人々々家名いえなで書いてあるから、誰の先祖か分る。参考の為めに回覧にしようと思って持って来た」
田園情調あり (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
家名いへななにかまはず、いま其家そこめようとする一けん旅籠屋はたごや駈込かけこみましたのですから、場所ばしよまち目貫めぬきむきへはとほいけれど、鎭守ちんじゆはうへはちかかつたのです。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
高麗屋と見物人の叫んだのは、此人の家名イヘナでせう。此脚本の中で、此が一番気のよい役です。博士も、歴史に囚はれる必要が少いから、自由なことが出来たらう、と思ひます。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)