トップ
>
尖端
>
とつさき
ふりがな文庫
“
尖端
(
とつさき
)” の例文
立
(
た
)
てる
絶壁
(
ぜつぺき
)
の
下
(
した
)
には、
御占場
(
おうらなひば
)
の
崖
(
がけ
)
に
添
(
そ
)
つて
業平岩
(
なりひらいは
)
、
小町岩
(
こまちいは
)
、
千鶴
(
ちづる
)
ヶ
崎
(
さき
)
、
蝋燭岩
(
らふそくいは
)
、
鼓
(
つゞみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
と
詠続
(
よみつゞ
)
いて
中山崎
(
なかやまさき
)
の
尖端
(
とつさき
)
が
牙
(
きば
)
である。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「ところが、よく調べて見ると、あの水の上に突き出した
棧敷
(
さじき
)
の
尖端
(
とつさき
)
の方の繩が、十ヶ所ばかりきつてあつたのだ」
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
後
(
のち
)
に
煬帝
(
やうだい
)
遼東
(
れうとう
)
を
攻
(
せ
)
むる
時
(
とき
)
、
梯子
(
はしご
)
を
造
(
つく
)
りて
敵
(
てき
)
の
城中
(
じやうちう
)
を
瞰下
(
みおろ
)
す。
高
(
たか
)
さ
正
(
まさ
)
に
十五丈
(
じふごぢやう
)
。
沈光
(
ちんくわう
)
其
(
そ
)
の
尖端
(
とつさき
)
に
攀
(
よ
)
ぢて
賊
(
ぞく
)
と
戰
(
たゝか
)
うて
十數人
(
じふすうにん
)
を
斬
(
き
)
る。
城兵
(
じやうへい
)
這奴
(
しやつ
)
憎
(
にく
)
きものの
振舞
(
ふるまひ
)
かなとて、
競懸
(
きそひかゝ
)
りて
半
(
なか
)
ばより、
梯子
(
はしご
)
を
折
(
くじ
)
く。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「すると、落ちた櫓の
尖端
(
とつさき
)
からは、二三間は離れてゐたわけだな」
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“尖端”の意味
《名詞》
尖 端(せんたん 「先端」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
物の尖った端。
時代・流行の先頭。
(出典:Wiktionary)
尖
漢検準1級
部首:⼩
6画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“尖端”で始まる語句
尖端的
尖端人
尖端々々
尖端画壇