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思案
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じあん
ふりがな文庫
“
思案
(
じあん
)” の例文
(そういう事なら、ぜひ共、主人もお加えくださいませ。とかく
良人
(
たく
)
は引っ込み
思案
(
じあん
)
で、今日迄にも
何遍
(
なんべん
)
、仕官の口を
外
(
はず
)
して居りますことやら——)
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
生まれつきひ弱で、勝気ではあっても強気なところが見えない。世間に出てからは他に押され気味で、いつとはなしに
引込
(
ひっこ
)
み
思案
(
じあん
)
に陥ることが
慣
(
なら
)
いとなった。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
真底を打ち明ければむしろ自慢の反対で、全く信念の欠乏から来た
引込
(
ひっこ
)
み
思案
(
じあん
)
なのだから不愉快である。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“思案”の意味
《名詞》
思 案(しあん)
あれこれと考えること。
心配。
(出典:Wiktionary)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
案
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
“思案”で始まる語句
思案顔
思案橋
思案外史
思案顏
思案投首
思案外史石橋