“取込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりこみ54.5%
とりこ45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なしたり然るに此時江戸へ出訴しゆつその事組頭くみがしら出府致すべき處種々いろ/\取込とりこみのことあるにより飛脚ひきやくを村方より立ると云を九助は聞込何卒わたくしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「そりゃおまいとうに済んだよ。」と此方こなたも案外な風情、あまり取込とりこみにもの忘れした、旅籠屋はたごやの混雑が、おかしそうに、莞爾にっこりする。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
丈「おや/\清水の息子さんか、此間こないだは折角おでだったが、取込とりこんでいて失敬を云って済みません、何かえ清次さんのおつれかえ」
さゝくたらしを、ほう/\といてうまがつて、燒豆府やきどうふばかりを手元てもと取込とりこみ、割前わりまへときは、なべなか領分りやうぶんを、片隅かたすみへ、群雄割據ぐんゆうかつきよ地圖ちづごとしきつて、眞中まんなかうめざうもつを
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)