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取込
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とりこ
ふりがな文庫
“
取込
(
とりこ
)” の例文
丈「おや/\清水の息子さんか、
此間
(
こないだ
)
は折角お
出
(
い
)
でだったが、
取込
(
とりこ
)
んでいて失敬を云って済みません、何かえ清次さんのお
連
(
つれ
)
かえ」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
さゝ
身
(
み
)
の
煮
(
に
)
くたらしを、ほう/\と
吹
(
ふ
)
いてうまがつて、
燒豆府
(
やきどうふ
)
ばかりを
手元
(
てもと
)
へ
取込
(
とりこ
)
み、
割前
(
わりまへ
)
の
時
(
とき
)
は、
鍋
(
なべ
)
の
中
(
なか
)
の
領分
(
りやうぶん
)
を、
片隅
(
かたすみ
)
へ、
群雄割據
(
ぐんゆうかつきよ
)
の
地圖
(
ちづ
)
の
如
(
ごと
)
く
劃
(
しき
)
つて、
眞中
(
まんなか
)
へ
埋
(
うめ
)
た
臟
(
ざう
)
もつを
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
丈「なんだか知れないが病人があって
取込
(
とりこ
)
んで
居
(
い
)
るから、お目にかゝる訳にはいかないから、断れよ」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
家内という奴が、
食
(
くい
)
意地にかけては、娘にまけない難物で、ラジオででも覚えたんでしょう。
球
(
たま
)
も
鞠
(
まり
)
も分らない癖に、ご馳走を
取込
(
とりこ
)
むせつは相競って、両選手、両選手というんですから。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
面
(
つら
)
の
長
(
なが
)
さは三
尺
(
じやく
)
ばかり、
頤
(
あご
)
の
痩
(
やせ
)
た
眉間尺
(
みけんじやく
)
の
大額
(
おほびたひ
)
、ぬつと
出
(
で
)
て、
薄霧
(
うすぎり
)
に
包
(
つゝ
)
まれた
不氣味
(
ぶきみ
)
なのは、よく
見
(
み
)
ると、
軒
(
のき
)
に
打
(
う
)
つた
秋祭
(
あきまつり
)
の
提灯
(
ちやうちん
)
で、一
軒
(
けん
)
取込
(
とりこ
)
むのを
忘
(
わす
)
れたのであらう、
寂寞
(
ひつそり
)
した
侍町
(
さむらひまち
)
に
唯
(
たゞ
)
一箇
(
ひとつ
)
。
月夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
取込
(
とりこ
)
む時
引外
(
ひきはず
)
したままの
掛棹
(
かけざお
)
が、
斜違
(
はすか
)
いに落ちていた。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“取込”で始まる語句
取込居