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薄霧
ふりがな文庫
“薄霧”の読み方と例文
読み方
割合
うすぎり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすぎり
(逆引き)
時
(
とき
)
に、
薄霧
(
うすぎり
)
が、
紙帳
(
しちやう
)
を
伸
(
の
)
べて、
蜻蛉
(
とんぼ
)
の
色
(
いろ
)
はちら/\と、
錦葉
(
もみぢ
)
の
唄
(
うた
)
を
描
(
ゑが
)
いた。
八月六日
(
はちぐわつむいか
)
の
日
(
ひ
)
と
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
十和田の夏霧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
魯鈍
(
ろどん
)
無情の
鴉
(
からす
)
の声が、道路傍の住家の屋根の上に明け方の
薄霧
(
うすぎり
)
を
綻
(
ほころ
)
ばして過ぎた。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
薄霧
(
うすぎり
)
北の山の根に消えやらず、柿の実
撒砂
(
まきすな
)
にかちりと音して
宿夢
(
しゅくむ
)
拭うがごとくにさめたり。しばらくの別れを握手に告ぐる妻が
鬢
(
びん
)
の
後
(
おく
)
れ
毛
(
げ
)
に風ゆらぎて
蚊帳
(
かや
)
の裾ゆら/\と秋も早や立つめり。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
薄霧(うすぎり)の例文をもっと
(6作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
霧
常用漢字
中学
部首:⾬
19画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄霧”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
岡本かの子
寺田寅彦