“表現”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へうげん27.3%
あら27.3%
あらわ18.2%
あらわれ9.1%
ひょうげん9.1%
エキスプレッション9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氏の人生を見るたゞちにその底に横はつてゐる眞髓しんずゐとらへてしまひます。そして、それをもつと充實じうじゆつした意味の短かさを以て表現へうげんします。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
頼みなきもの、捉へがたく表現あらはしがたく、口にしがたく、聴きわきがたく、忘れ易く、常なく、かよわなるもの、詮ずれば仏ならねどこの世は寂し。
第二真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
見る見る乱脈な凄惨むごたらしい姿に陥って行く、そのかん表現あらわれて来る色と、形との無量無辺の変化と、推移は、殆ど形容に絶した驚異的な観物みものであったろうと思われる。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さらにこれを換言すれば宇宙は「生命の本態」であり、森羅万象はその表現あらわれである。「個」の生命は「生命の本態」に通じ、「生命の本態」は「個」の生命に通ずる。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
クリストフはそのえら音楽家おんがくかになりました。かれ音楽おんがくはいつも、かれ思想しそう感情かんじょうをありのままに表現ひょうげんしたもので、かれこころとじかにつながってるものでありました。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
そうしてこれは希臘ギリシャの詩だと答えられた。英国の表現エキスプレッションに、珍紛漢ちんぷんかんの事を、それは希臘語さというのがある。希臘語は彼地かのちでもそれ位ずかしい物にしてあるのだろう。