表現へうげん)” の例文
氏の人生を見るたゞちにその底に横はつてゐる眞髓しんずゐとらへてしまひます。そして、それをもつと充實じうじゆつした意味の短かさを以て表現へうげんします。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
勘次かんじ羞恥しうち恐怖きようふ憤懣ふんまんとのじやうわかしたがそれでも薄弱はくじやくかれは、それをひがんだ表現へうげんしてひとごと同情どうじやうしてくれとふるがごとえるのみであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この偉大ゐだいちから分解ぶんかいしてると。一ぽうには非常ひぜう誇張こてうと、一ぽうには非常ひぜう省略しやうりやくがある。で、これより各論かくろんつて化物ばけもの表現へうげんすなは形式けいしきろんずる順序じゆんじよであるか、いまそのひまがない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
ところが「和解」丈けは、氏としては珍らしい程の長篇ちやうへんであり、亦、構圖こうづ表現へうげんの點に多少のなんがある爲めに、それに就ていろ/\の議論ぎろんを聞きました。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
彼等かれら各自めい/\つて種々いろ/\かくれた性情せいじやう薄闇うすぐらしつうちにこつそりとおもつて表現へうげんされてた。女房はようばう言辭ことば悉皆みんなかほたゞ驚愕おどろき表情へうじやうもつおほはしめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
主人公の心の苦悶くもんに對する作者の感情輸入アインヒウルングふかさは、張り切つたゆづるのやうに緊張きんぢやうした表現へうげんと相俟つて、作の缺點けつてんかんじる前に、それに對して感嘆かんたんしてしまひます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)