“ふじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
婦人50.0%
夫人32.1%
不仁8.3%
不尽3.6%
布陣3.6%
女房1.2%
浮塵1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年しょうねんは、なかには、やさしいこころ婦人ふじんもあるものとおもって、そのうしろ姿すがた見送みおくりますと、おんなこうがわのたばこにはいりました。
街の幸福 (新字新仮名) / 小川未明(著)
言葉ことばやさしく愛兒あいじ房々ふさ/″\せる頭髮かみのけたまのやうなるほゝをすりせて、餘念よねんもなく物語ものがたる、これが夫人ふじんめには、唯一ゆいいつなぐさみであらう。
晏子あんし(五〇)戄然くわくぜんとして衣冠いくわん(五一)をさめ、しやしていはく、『えい不仁ふじんいへども、やくまぬかれしむ。なんつをもとむるのすみやかなるや』と。石父せきほいはく、『しからず。 ...
不尽ふじん。〔『日本附録週報』明治三十一年二月十四日〕
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
いや、小牧へ出ては、布陣ふじんのさしずをし、またすぐ清洲へ帰っていたのだった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その妻は日眼女にちがんによといひ、夫におとらぬ志を持した人で、この女房ふじんが年廿八の出産のをりに
まもなく風は小歇おやみになり、路上の浮塵ふじんはキレイに吹き払われて、行先きには真白な大道が一すじ残っていた。
些細な事件 (新字新仮名) / 魯迅(著)