“不尽”のいろいろな読み方と例文
旧字:不盡
読み方割合
ふじ83.3%
ふじん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万葉の中には「田子の浦ゆうちいでて見れば真白にぞ不尽ふじ高嶺たかねに雪はふりける」「わかの浦にしお満ちくればかたをなみ蘆辺あしべをさしてたづ鳴きわたる」
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
また、無名氏の反歌、「不尽ふじに降り置ける雪は六月みなづき十五日もちに消ぬればその夜降りけり」(巻三・三二〇)も佳い歌だから、此処に置いて味っていい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
このイエスの言に、霹靂へきれきを感ずる事が出来たら、君の幻聴は止むはずです。不尽ふじん
トカトントン (新字新仮名) / 太宰治(著)
不尽ふじん。〔『日本附録週報』明治三十一年二月十四日〕
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)