『トカトントン』

拝啓。 一つだけ教えて下さい。困っているのです。 私はことし二十六歳です。生れたところは、青森市の寺町です。たぶんご存じないでしょうが、寺町の清華寺の隣りに、トモヤという小さい花屋がありました。わたしはそのトモヤの次男として生れたのです。青 …

著者	太宰治
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約26分（500文字/分）
朗読目安時間	約43分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

虚無（ニヒル） 不尽（ふじん） 烟（けむ） 糞（ふん） 苦悶（くもん） 蒲団（ふとん） 股（また） 翌（あく） 羞（は） 罹災（りさい） 綺麗（きれい） 納屋（なや） 筈（はず） 睨（にら） 真蒼（まっさお） 皺（しわ） 癲癇（てんかん） 痩（や） 畏敬（いけい） 迄（まで） 鱗（うろこ） 霹靂（へきれき） 霊魂（たましい） 闇屋（やみや） 釘（くぎ） 金的（きんてき） 金槌（かなづち） 這（は） 物凄（ものすご） 躑躅（つつじ） 貼（は） 角力（すもう） 裸足（はだし） 蛙（かえる） 蛆虫（うじむし） 蒼（あお） 可憐（かれん） 嫂（あによめ） 如何（いか） 垢（あか） 噂（うわさ） 唸（うな） 呆（あき） 台詞（せりふ） 可笑（おか） 屍（しかばね） 叡智（えいち） 剥（は） 凄腕（すごうで） 公娼（こうしょう） 光琳（こうりん） 兇暴（きょうぼう） 乾山（けんざん） 掬（すく） 爽（さわ） 漾々（ようよう） 溜息（ためいき） 湯槽（ゆぶね） 沖天（ちゅうてん） 汝（なんじ） 気狂（きちが） 掻（か） 生命（いのち） 手桶（ておけ） 所謂（いわゆる） 所詮（しょせん） 我儘（わがまま） 懼（おそ） 憑（つ） 幽（かす）