“乾山”の読み方と例文
読み方割合
けんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の作品に比すれば、その孫の光甫こうほおいの子光琳こうりんおよび乾山けんざんの立派な作もほとんど光を失うのである。いわゆる光琳派はすべて、茶道の表現である。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
なお個人作家としては仁清にんせい乾山けんざん木米もくべい等もっとも崇敬の的となり、好事家こうずか識者の間に重きをなしております。
近作鉢の会に一言 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
例えば著名な個人陶工として乾山けんざんを選ぶとする。もし彼の焼物からそこに描かれた絵画を取り去ったら、何が残るであろうか。絵画が彼の焼物を支える力である。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)