女房つま)” の例文
天井てんじやうねづみがあれ御覽ごらん、とゆびをさすに、ふでやの女房つまはじめとしてにあるものみなわらひころげぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なにみねたかと安兵衛やすべゑ起上おきあがれば、女房つま内職ないしよく仕立物したてもの餘念よねんなかりしをやめて、まあ/\れはめづらしいとらぬばかりによろばれ、れば六でうに一けん戸棚とだなたゞ一つ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
女房つまは内職の仕立物に餘念なかりし手をやめて、まあ/\是れは珍らしいと手を取らぬばかりに喜ばれ、見れば六疊一間に一間の戸棚只一つ、箪笥長持はもとより有るべき家ならねど
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
女房つまは内職の仕立物に余念なかりし手をやめて、まあまあこれは珍らしいと手を取らぬばかりに喜ばれ、見れば六畳一間に一けんの戸棚只一つ、箪笥たんす長持はもとより有るべき家ならねど
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
筆やの女房つまを始めとして座にある者みな笑ひころげぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
筆やの女房つまを始めとして座にある者みな笑ひころげぬ。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)