“かない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家内67.2%
10.7%
妻室8.4%
女房4.6%
細君3.1%
金井1.5%
果内0.8%
妻女0.8%
家庭0.8%
花内0.8%
0.8%
金内0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸は小屋をかけかはやは雪中其物をになはしむべきそなへをなす。雪中には一てん野菜やさいもなければ家内かない人数にんずにしたがひて、雪中の食料しよくれうたくはふ。
かないまどから、あなたさまのラプンツェルをのぞきまして、べたい、べたいとおもいつめて、ぬくらいになりましたのです。
「好いよ、妻室かないや小供はここへ置いといて、この男と二人で男同志が寝るさ」クラネクはベルセネフに向って、「二人で一ぱいやりながら寝ようじゃないか」
警察署長 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
だから、もし自分のうち女房かないから手紙を投げつけられるやうな事があつたら、大抵の亭主は、小鳥のやうにふるへあがるにきまつてゐる。
良人をつとは三高の語学教授で京都に住み、細君かないは音楽学校のヴイオロニストで東京に居るのでは、まるで七夕様のやうに夏休みをたのしむ他には、いい機会もあるまい。
以上述べたる英国の事情はもちろん、その他欧米諸国における小学児童食事公給問題の由来及び現状については、ブライアント氏『校営食事*』及び金井かない博士在職二十五年記念論文集『最近社会政策』中に収めある拙稿「小学児童食事公給問題」を
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
花がすむと子房しぼうが増大し、ついに長楕円状ちょうだえんじょう円柱形の果実となり開裂かいれつして種子が出るが、果内かないは三室に分かれている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
アンズなどは植物学上でいうところの中果皮ちゅうかひの部を食用とし、リンゴ、ナシなどは実を合成せる花托部かたくぶしょくしており、ミカンは果内かないの毛を食し、バナナは果皮かひを食し
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
妻女かないは亡くなりました、それは一昨年です。最愛の妻でした。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
教会へは及ばずながら多少の金を取られてる、さうして家庭かない禍殃わざはひ種子たねかれでもようものなら、我慢が出来るか如何どうだらう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
花の外面に多くの白毛が生じており、六ぺん花片かへん(実は萼片がくへんであって花弁はなく、萼片が花弁状をなしている)の内面は色が暗紫赤色あんしせきしょくていしている。花内かない多雄蕊たゆうずい多雌蕊たしずいとがある。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
食道楽会の精神も其処そこにあります。衛生法にかないたる食物を以て身体を養えば心も自ら高遠雄大になりましょう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)