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家内
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かない
ふりがな文庫
“
家内
(
かない
)” の例文
何だってお前はかくすんだね。私の
家内
(
かない
)
は、お前がかぞえきれないほどたくさんの金貨を手に入れたので、ますではかったってことを
アラビヤンナイト:03 三、アリ・ババと四十人のどろぼう
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
井戸は小屋を
懸
(
かけ
)
、
厠
(
かはや
)
は雪中其物を
荷
(
になは
)
しむべき
備
(
そなへ
)
をなす。雪中には一
点
(
てん
)
の
野菜
(
やさい
)
もなければ
家内
(
かない
)
の
人数
(
にんず
)
にしたがひて、雪中の
食料
(
しよくれう
)
を
貯
(
たくは
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
何
(
なに
)
として
今日
(
けふ
)
はと
頸
(
うなじ
)
を
延
(
の
)
ばす
心
(
こゝろ
)
は
同
(
おな
)
じ
表
(
おもて
)
のお
高
(
たか
)
も
路次口
(
ろじぐち
)
顧
(
かへり
)
みつ
家内
(
かない
)
を
覗
(
のぞ
)
きつ
芳
(
よし
)
さまはどうでもお
留守
(
るす
)
らしく
御相談
(
ごさうだん
)
すること
山
(
やま
)
ほどあるを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其癖
(
そのくせ
)
、ガラ/\と
又
(
また
)
……
今度
(
こんど
)
は
大戸
(
おほど
)
の
閉
(
しま
)
つた
時
(
とき
)
は、これで、
最
(
も
)
う、
家内
(
かない
)
と
私
(
わたし
)
は、
幽明
(
いうめい
)
処
(
ところ
)
を
隔
(
へだ
)
てたと
思
(
おも
)
つて、
思
(
おも
)
はず
知
(
し
)
らず
涙
(
なみだ
)
が
落
(
お
)
ちた。…
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大庭
家内
(
かない
)
が
生憎
(
あいにく
)
留守でどうも……さあ、まあお上り下さい。おい、かな、かなはゐないのか。(女中現はれる)座布団を……。
五月晴れ
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
▼ もっと見る
これは男女に
拘
(
かかわ
)
らず私を悩ます所の質問であるが、その外にもう一つ、私の
家内
(
かない
)
と
極
(
ご
)
く親しい婦人
丈
(
だ
)
けがそっと私に聞きに来る疑問がある。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
双鶴館
(
そうかくかん
)
にいる間もおれは幾日も浜には行きはしなんだのだ。たいていは
家内
(
かない
)
の親類たちとの談判で頭を悩ませられていたんだ。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
『ええ、います。なあに
家内
(
かない
)
ですよ』とあの人は答えた。すると、そのお客は『台所はたいへんむし暑いからいっそ外へ出て話しましょう』
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
その子は今日
家内
(
かない
)
の一人にして、これを手離すときはたちまち
世帯
(
せたい
)
の差支となりて、親子もろとも
飢寒
(
きかん
)
の
難渋
(
なんじゅう
)
まぬかれ難し。
小学教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
主人五郎兵衛は六十二歳、妻つねは五十歳になつて、娘かつ、孫娘かくの
外
(
ほか
)
、
家内
(
かない
)
に
下男
(
げなん
)
五人、
下女
(
げぢよ
)
一人を使つてゐる。上下十人暮しである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
『や。ちょうどよいおりに戻った。平太、見知っておいてくれい。
家内
(
かない
)
だ。——去年まで、
上西門院
(
じょうせいもんいん
)
の
雑仕
(
ぞうし
)
に召されていた
袈裟
(
けさ
)
ノ
前
(
まえ
)
と申すもの』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
煩
(
わづら
)
ひ
居
(
を
)
るやどうぢやとあるに重助
御意
(
ぎよい
)
の通り今以て眼病にて
惱
(
なや
)
み居りますと申せば大岡殿其藤助が
家内
(
かない
)
の樣子は
何
(
どう
)
ぢや兩親はあるか又渡世は何を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
先生は平生からむしろ質素な
服装
(
なり
)
をしていた。それに
家内
(
かない
)
は
小人数
(
こにんず
)
であった。したがって住宅も決して広くはなかった。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
連
(
むらじ
)
は
女鳥王
(
めとりのみこ
)
のお死がいのお手首に、りっぱなお
腕飾
(
うでかざ
)
りがついているのを見て、さっそくそれをはぎ取って、自分の
家内
(
かない
)
に持ってかえってやりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
もっとも、なくなりました
家内
(
かない
)
がのこしていったむすめがひとりおりますが、これは
発育
(
はついく
)
もおくれておりまして、いつも
灰
(
はい
)
だらけのきたないかっこうを
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
主は彼に向ひて宮の
家内
(
かない
)
の様子を
訊
(
たづ
)
ねけるに、知れる
一遍
(
ひととほり
)
は語りけれど、娘は
猶能
(
なほよ
)
く知るらんを、
後
(
のち
)
に招きて聴くべしとて、夫婦は
頻
(
しきり
)
に
觴
(
さかづき
)
を
侑
(
すす
)
めけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ありがとうございました。さっそく、
家
(
いえ
)
にかえって、
家内
(
かない
)
に
先生
(
せんせい
)
のお
話
(
はなし
)
をきかせてやって、
元気
(
げんき
)
をつけてやります。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
十日
(
とおか
)
ほどたって、ごんが、
弥助
(
やすけ
)
というお百姓の家の裏を通りかかりますと、そこの、いちじくの木のかげで、弥助の
家内
(
かない
)
が、おはぐろをつけていました。
ごん狐
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
へえゝ
綺麗
(
きれい
)
なもんですなア、
私共
(
わたしども
)
の
家内
(
かない
)
は、
時々
(
とき/″\
)
私
(
わたし
)
が
貴方
(
あなた
)
の
処
(
ところ
)
へお
療治
(
れうぢ
)
に
参
(
まゐ
)
つて
居
(
ゐ
)
ると
迎
(
むか
)
ひに
来
(
き
)
た事もありますが、
私
(
わたし
)
の
女房
(
にようばう
)
は今のやうな
好
(
い
)
い
女
(
をんな
)
ですか。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お話は元へ戻りますが、その娘がしきりに自分の家がこういうようによい都合になっておるのみならず、私の地方ではラマでも皆
家内
(
かない
)
を持って居られる。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
知れたことよ。これから無電室へいって、今すぐ
家内
(
かない
)
のやつを、無電で呼びだしてもらって宙一という名を
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
『今度の
風
(
かぜ
)
は
移
(
うつ
)
り
易
(
やす
)
いからめったな者を付き添わせることはできない。私の
家内
(
かない
)
はこの間感冒をやったばかりで免疫になっているから、付添人には最も適当だ』
途上
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ほとんど人のみさかいもないように見えた
細君
(
さいくん
)
も、
礼子
(
れいこ
)
や
下女
(
げじょ
)
や
増山
(
ますやま
)
の
家内
(
かない
)
から、いろいろなぐさめられていうがままに
床
(
とこ
)
についた。やがて
増山夫婦
(
ますやまふうふ
)
も帰った。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「このさかずきだけは、わらないようにしてくれ。」と、
彼
(
かれ
)
は、
家内
(
かない
)
のものに、よくいいきかせました。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
で思切つて此の一
家内
(
かない
)
のむほん人を家から
放逐
(
ほうちく
)
するだけの
蠻勇
(
ばんゆう
)
も無かツた。雖然家は周三よりも大事である。結局周三を
壓伏
(
あつぷく
)
して自分の考に
服從
(
ふくじゆう
)
させやうとした。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
この頃の
家内
(
かない
)
の
動静
(
ようす
)
を詳く叔父の耳へ入れて父親の口から
篤
(
とく
)
とお勢に云い聞かせる、という一策で有る。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
だんだん
左前
(
ひだりまえ
)
になって職人もひとり出、ふたり出、親父の代から住みこんでいる三人ばかりの
下染
(
したぞめ
)
と
家内
(
かない
)
のおもんを相手に張りあいのない様子で商売をつづけていた。
顎十郎捕物帳:18 永代経
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
妻の
何某
(
なにがし
)
はいつの頃よりか、何となく気欝の様子見え始めたれど、
家内
(
かない
)
のものは更なり、近所合壁のやからも
左
(
さ
)
したる事とは心付かず、唯だ年
長
(
た
)
けたる娘のみはさすが
鬼心非鬼心:(実聞)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
道端
(
みちばた
)
の人家は道よりも一段低い地面に建てられてあるので、春の日の光を
外
(
よそ
)
に女房共がせっせと内職している薄暗い
家内
(
かない
)
のさまが、通りながらにすっかりと
見透
(
みとお
)
される。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
フランドル人は
家内
(
かない
)
を呼んで、そのできごとを話した。いったい市長はどこへ行くんだろう? 二人は相談し合った。「パリーへ行くんでしょうよ。」と家内は言った。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
然
(
そ
)
うさ。自分の
家内
(
かない
)
ばかりが女だと信じている人もある。兎に角自分の周囲が世界の中心なんだから、
他所
(
よそ
)
の人は中央の消息に通じない田舎漢さ。例えば下関で大阪屋を
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
しかし、この方のことは私は至って
暢気
(
のんき
)
で、
能
(
よ
)
く考えて見るほどの気もありませんでした。というは、両親が
揃
(
そろ
)
っていて、その上に
家内
(
かない
)
を持つとなると、責任が三人になる。
幕末維新懐古談:23 家内を貰った頃のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
なにしろ其の正体を見とどけなければ安心が出来ないので、若い者も小僧も総掛かりで毒蛇のゆくえを詮策したが、
家内
(
かない
)
は勿論、庭にもそれらしい姿は見いだされなかった。
半七捕物帳:55 かむろ蛇
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
線路脇の焼いた
枕木
(
まくらぎ
)
の
柵
(
さく
)
に接近した六畳と四畳半ぐらいの小さな家だったが、その六畳の方には五人
家内
(
かない
)
の
沖仲士
(
おきなかし
)
か何かの一家族が住み、私達は四畳半の間に住むことになっていた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
そしてまた自分がこの人の
家内
(
かない
)
であり、半身であると無意識的に感じると同時に、
吾
(
わ
)
が身が夫の身のまわりに
附
(
つ
)
いてまわって夫を
扱
(
あつか
)
い、衣類を
着換
(
きか
)
えさせてやったり、
坐
(
ざ
)
を定めさせてやったり
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
しかし実際をいうと私も憶病なので、
丁度
(
ちょうど
)
前月の三十日の晩です、十時頃『四谷』のお岩様の役の
書抜
(
かきぬき
)
を読みながら、弟子や
家内
(
かない
)
などと
一所
(
いっしょ
)
に座敷に居ますと、時々に
頭上
(
あたまのうえ
)
の電気がポウと消える。
薄どろどろ
(新字新仮名)
/
尾上梅幸
(著)
と彼の
家内
(
かない
)
までそこへ出て言葉を添える。案内顔な主人のあとについて、寿平次は改まった顔つき、半蔵も
眉
(
まゆ
)
をあげながら奥の方へ通ったあとで、佐吉は二人の脱いだ草鞋の
紐
(
ひも
)
など結び合わせた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私、朝倉です。……こちらは私の
家内
(
かない
)
で、
寮母
(
りょうぼ
)
といったような仕事を
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
家内
(
かない
)
にわかにさわぎ立ち、やれ何者のしわざなるぞ、
提灯
(
ちやうちん
)
松明
(
たいまつ
)
と、上を下へとかへすにぞ、以前の男も心ならず足にまかせて逃げゆきしが、思はずもわが家にかへり、(中略)ひとり住みの身なれば
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
宅
(
たく
)
へくれば、お
妹
(
いもうと
)
さんは
大抵
(
たいてい
)
の
場合
(
ばあひ
)
、
玄関外
(
げんくわんそと
)
に
立
(
た
)
たしておくやうです。
家内
(
かない
)
もいくらかお
話
(
はなし
)
を
伺
(
うかゞ
)
つてるさうですが、うつかりした
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
へば、
祟
(
たゝ
)
りがおそろしいんでせう、
余
(
あま
)
り
口
(
くち
)
は
利
(
き
)
かれないさうで。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「いやでもなんでも、
家内
(
かない
)
は家内ぢやアありませんか?」
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
是
(
こ
)
れで失敬する、
家内
(
かない
)
の室ででも
悠然
(
ゆつくり
)
遊んで行き給へ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
右
(
みぎ
)
の
車麩
(
くるまぶ
)
のあるのを
見
(
み
)
つけて、おかみさんと
馴染
(
なじみ
)
だから、
家内
(
かない
)
が
頼
(
たの
)
んで、
一
(
ひと
)
かゞり
無理
(
むり
)
に
讓
(
ゆづ
)
つて
貰
(
もら
)
つたので——
少々
(
せう/\
)
おかゝを
驕
(
おご
)
つて
煮
(
に
)
た。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
薄
(
うす
)
くらきに
迷
(
まよ
)
ふ
心
(
こゝろ
)
もかき
暮
(
くら
)
されて
何
(
なに
)
と
言
(
いひ
)
入
(
い
)
れん
戸
(
と
)
のすき
間
(
ま
)
よりさし
覗
(
のぞ
)
く
家内
(
かない
)
のいたましさよ
頭巾
(
づきん
)
肩掛
(
かたかけ
)
に
身
(
み
)
はつゝめど
目
(
め
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
家内
(
かない
)
も、さういふ点では僕に対して、これといふ隙を見せず、自然言ひがかりをつけやうにも、つける
種
(
たね
)
がなかつたんです。
クロニック・モノロゲ
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
それから奥、
東照宮
(
とうせうぐう
)
の
境内
(
けいだい
)
の方へ向いた
部屋々々
(
へや/″\
)
が
家内
(
かない
)
のものの
居所
(
ゐどころ
)
で、食事の時などに集まる広間には、
鏡中看花館
(
きやうちゆうかんくわくわん
)
と云ふ
匾額
(
へんがく
)
が
懸
(
か
)
かつてゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
さま/″\の
浪言
(
らうげん
)
をのゝしりて
家内
(
かない
)
を
狂
(
くる
)
ひはしるを見て、
両親
(
ふたおや
)
娘が
丹精
(
たんせい
)
したる心の内をおもひやりて
哭
(
なき
)
になきけり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
と呼べど、
家内
(
かない
)
の者は
先
(
さ
)
きの騒ぎに
何
(
いず
)
れへか逃げてしまい、一人も居りませんから、
寂然
(
ひっそり
)
として返事がなければ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
宥
(
なだ
)
め
家内
(
かない
)
和合
(
わがふ
)
致さるゝ
樣
(
やう
)
成
(
なさ
)
るべし
不如意
(
ふによい
)
の事は及ばずながら此長兵衞
見繼
(
みつぎ
)
申さんと
利解
(
りかい
)
を
述
(
のべ
)
けれどもお常は一
向
(
かう
)
得心
(
とくしん
)
せず又七事菊と
忍合
(
しのびあひ
)
情死
(
しんぢう
)
爲
(
なさ
)
んとせしを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
二人は
家内
(
かない
)
の紳士を
遇
(
あつか
)
ふことの
極
(
きは
)
めて
鄭重
(
ていちよう
)
なるを
訝
(
いぶか
)
りて、彼の行くより坐るまで一挙一動も
見脱
(
みのが
)
さざりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“家内”で始まる語句
家内中
家内安全