“礼子”の読み方と例文
読み方割合
れいこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東野南次がとんで行くと、それは小綺麗なしもた家で、表札の曾我野礼子れいこというのは、幽里子の母親の未亡人で、五十二三の上品な婦人でした。
もうきがいのないわたし、あなたが殺されなけりゃわたしが殺す……。こうさけんで母は奥座敷おくざしきへとびった。……礼子れいこ下女げじょごえあげてそとへでた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ほとんど人のみさかいもないように見えた細君さいくんも、礼子れいこ下女げじょ増山ますやま家内かないから、いろいろなぐさめられていうがままにとこについた。やがて増山夫婦ますやまふうふも帰った。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)