“礼物”の読み方と例文
旧字:禮物
読み方割合
れいもつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいえ、左様ではございません、お礼物れいもつなどは決してお受けになりませんでした、ただ人の気を休めるために筮竹を取るのだとおっしゃいました。
「おまえらがここへ帰り住むようになったらば、おれに出口を教えてくれ、礼物れいもつなどは貰うに及ばない。ただこの娘たちを救って出られればいいのだ」
「いや、わしは、礼物れいもつを、あてにしているわけではない——ゆきがかりゆえ、面倒見てやろうと思うばかり——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)