“れいこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玲子50.0%
礼子25.0%
霊狐12.5%
黎戸12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玲子れいこさん(彼の許嫁いいなずけ)が慎三しんぞう君(その兄)とその前日より自動車旅行に出ていたのだ。そしてあの日どこかで僕等の飛行機を発見して、下界から旗を振る約束になっていたのだ。
旅客機事件 (新字新仮名) / 大庭武年(著)
もうきがいのないわたし、あなたが殺されなけりゃわたしが殺す……。こうさけんで母は奥座敷おくざしきへとびった。……礼子れいこ下女げじょごえあげてそとへでた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そうして、寺の栄枯盛衰に関する場合には、霊狐れいこの本能を現わして寺を守ることになっている。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かかるめでたき世に生れ合はせ、天下安泰、黎戸れいこけむり戸ざさず。生前の思ひ出、ありがたき次第にこそ——
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)