“雑仕”の読み方と例文
読み方割合
ぞうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『や。ちょうどよいおりに戻った。平太、見知っておいてくれい。家内(かない)だ。——去年まで、上西門院(じょうせいもんいん)の雑仕(ぞうし)に召されていた袈裟(けさ)ノ前(まえ)と申すもの』
行子が黒谷の尼院の局(つぼね)まがいで、似たような境遇の預姫(あずかりひめ)と長い一日をもてあましていたころ、雑仕(ぞうし)の比丘(びく)尼たちの乏しい食餌(しょくじ)に悩み、古柯(こか)という葉を灰で揉んで噛んだり
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
滝口は十三の時、建礼門院に仕える女官で身分の低い雑仕(ぞうし)の横笛(よこぶえ)という女を知り、互いに愛し合う間柄となった。しかし父の三条斎藤左衛門大夫茂頼(もちより)はそれが気に入らなかった。